[な] 渚にて/「カーメル」ジョー・サンプル

  • 2020.08.07 Friday
  • 10:08

アーバンファンクの名曲。クルセイダーズの鍵盤詩人ジョー・サンプルのソロ作品です。





カーメル(カーメル・バイ・ザ・シー)はカーメル湾に面した小さくて美しい街。クリント・イーストウッドが市長を務めていたことでも知られています。


インストゥルメンタルなので想像するだけですが、美しい夕暮れの砂浜にはうねるような波が絶え間なく寄せて、思いの外強い風が吹いている。そんな光景が浮かんできます。











アッパーなイントロ、叙情的なAメロ(これがサビかもしれません)、更にメロディアスなBメロ、センチメンタルなCメロと切ない雰囲気になりそうなところで、また間奏にアッパーが来てそうはならない。


緩急のあるグルーヴが波のように寄せては引く、寄せては引く。





とても求心力の強い演奏。ピアノの素晴らしさは勿論ですが、冒頭からドラムが印象的。


吸い付くようなアタックからの跳ねるビートが、ただのメロウなインストゥルメンタルにはさせず、非常に強い躍動感を感じさせる楽曲に仕上げています。





誰が叩いているのかと検索したら、クルセイダーズのドラマー、スティックス・フーパーでした。そりゃ、相性いい筈だわ。










[と] 「Don't stop」嵐

  • 2020.08.05 Wednesday
  • 09:24

今期は『私の家政夫ナギサさん』と『MIU404』を欠かさず観ている。



どちらも夜十時からなので録画で観ることが多いが、毎回、前者なら大声で笑いながら、後者なら事件の深みにずり落ちながら、制作側の思惑通りのリアクションをしていると思う。





エンディングで流れる主題歌もドラマに似合っていて、曲の好みは別にして最後まで楽しめる。





綾野剛。初回は星野源のためのドラマで、ダブル主演といいながら源ちゃんメインなんだなと思ったが、回を重ね綾野剛の存在感が増している。


なんたって走る姿がいい。医者役も投資家役もいいけれど、空気を切り裂くように駆けていく姿に見惚れる。


そして思う。主題歌、これでも良かったのになと。





https://open.spotify.com/track/3OcNOTi90HymQwQNTHI67a?si=wuAiRnHiSgS81MQB8XehVQ








[て] テリー&フランシスコ「ためいきの銀河」

  • 2020.08.03 Monday
  • 10:25

柔らかで優しげなPVも素敵なメロウチューン。


バーカウンターの場面で女性が手にするのはいわゆるガラケー。ファッションも2006年の風俗。


こうして街中や路上、行きつけの店などで偶然出逢って芽生える関係も過去の話になりつつあるのかな。





スマホの登場は文明開化。僅か十数年前の曲が、もう前時代のものに感じてしまう。


もっと早く。もっと広く。駆け足は加速する。


銀河は我々を見下ろして、どんなため息をつくのでしょうか。











テリー&フランシスコ。2006年に現れて、二枚のミニアルバムと一枚のシングルだけ残した流れ星。


惜しむ人々の声が届いたか、最近コンプリートアルバムがリリースされて、記念ライヴも行われたようです。





如何にもなシティポップ。暑苦しさはなく、切なさも思いの丈も控えめなサウンドは寧ろ今に向いている印象。


KIRINJIはちょっと小難しくて苦手だなと思っている方にも丁度いいメロウ&ソウル。おすすめです。







[つ] Moonchild 「The List」

  • 2020.08.01 Saturday
  • 08:23

ムーンチャイルド。占星術では蟹座のことらしい。


日本ではムーンチャイルドといえば「エスケープ」ですが、ギリスにも同名のネオソウルバンドがあります。










なんと気持ちの良い。


汗がすうっとひくような、涼しげで洒落たダンスグルーヴ。


鍵盤の音色もソフトな歌声も夢見るようにスイート&メロウ。


なのに少しも甘ったるくないところが粋ですな。








[ち] ちがうちがう、あれは古墳じゃない/「古墳へGO!」レキシ

  • 2020.07.30 Thursday
  • 12:06

梅雨の晴れ間のある日、バスを待ちながらスマホで音楽を聴く女。


足でリズムを取っていたかと思うと、動きが止まり涙ぐむ。


女は私。私が泣いた曲はレキシ「古墳へGO!」。








アフロにサングラスに羽織袴、そのビジュアルとレキシ縛りのコンセプトが先行するレキシですが、実はとても優れた作曲家であり、素晴らしいシンガーなのです。


CKB横山剣氏が東洋一のサウンドマシーンなら、レキシは神武以来のメロディメーカー。


面白さに油断していると胸の真ん中にキラーフレーズが命中してクラクラしちゃうのです。





「古墳へGO!」は珍しく現代の曲です。


明日は晴れても雨でも二人で古墳に行こうとデートプランにウキウキしながら、あなたが楽しんでくれるかが気がかりという可愛い彼女(彼氏かも)。





歌詞にはもちろん泣くようなところは無いのですが、平日の昼間木漏れ日の下で、仕事で行き交う人々を眺めているタイミングで流れてきた「古墳へGO!」が、奇を衒わずシンプルに本当にいいメロディで期せずして感動したのです。





どうだ、この歌詞、感動しろよ


世に溢れるこの手の歌には苦い液が上がってくるだけ。


感動は思いがけないところにもひっそりとある。それを改めて確認させてくれた「古墳へGO!」でした。













[た] 「ターニング・アップ」嵐

  • 2020.07.28 Tuesday
  • 09:06

2019年11月3日。世界へと放たれた命題。


「Turning up with the J-POP」


命題は証明されなければならない。





あれから半年以上が経過し、命題の反証ばかり繰り返しているような嵐。


残された時間は余りにも短いのに、他にもっとやることあるだろうと気を揉んでいたのだが、ちょい待てよ。


好評のドラマ『MIU404』。先ず事件が発生する。話は右へ左へ、観客は右往左往、ラスト間近まで引き付けて回収される展開が毎回鮮やかだ。





まだ5ヶ月もある。まだまだ証明するのは早い。ゆっくりやろうよと言われている気がしてきた。


神様、仏様、インザサマー。これは目くらましだな。歓迎する人とできない人を敢えて作り右往左往させたな。


2020年11月3日が楽しみになってきた。何かしらの形で真の証明がなされることだろう。





J-POPで盛り上がろうぜ。

J-POPで世界中に嵐を巻き起こすんだ。

Turning up with the J-POP!






嵐を証明するアルバム、最後のオリジナル・アルバムがリリースされるのが理想だな。一年待たせて一曲はないわな。


それを演出するためのリボーンだと思えば、インザ様だと思えば、この右往左往も耐えられるな。





神様、仏様、インザさま


インザ様って誰やねーん


(」゚Д゚)」ヤネ────ン!!







いつ聴いても爽快ですね。







[そ] 「蘇州夜曲」をアン・サリーのカバーで

  • 2020.07.27 Monday
  • 10:04

意味のわからない言葉で歌われたとしても、その抑揚だけでグッとくるところが歌の醍醐味。


昔から今に至る洋楽(主に英語圏)、ラテン音楽、最近なら韓国や台湾、インドネシアから発信される異国のポップス。何を聴いてもグッとくるその感覚は同じなのです。





しかしまた、日本語は特別だなとも思います。旋律に拠って強調される情景をありありと思い浮かべることができるのは、私にとっては日本語だけ。


外国語の歌から浮かべる情景は映画を見ているようですが、日本語で歌われると自分があたかも其処に居るように感じることができます。





蘇州。中国のどこか。水の都のイメージはあるが、見たことも、これから訪ねることもない場所。


なのに水の端で佇んでいる、柳を揺らす風にあたり、春の香を嗅ぎ、おぼろ月に涙ぐむ。蘇州の夜に浸る私が居る。





消えてくれるな いつまでも


愛しいものに対して思う、美しいものを見て思う、万人に共通する心です。


消えてくれるな いつまでも


しみじみと余情に浸らせてくれる日本語です。












[せ] 「七十億分之一加一」呉 卓源 feat.婁 峻碩

  • 2020.07.24 Friday
  • 08:57

年に何回か利用する町の中華屋があって、華人(台湾出身)と思われる夫妻が二人で営む庶民的な店なのだが、この奥さんが頗る感じの良い方で、顔を見る度に「好き!」と思う。


特別に愛想がいいとか、いつも元気とか、サービス満点とか、そういうことではなくて、全てが程よく感じがいいのだ。


料理が出るまで、奥さんをチラ見したり声を聞いたりするだけで少しも退屈しない。





大声を出さず、走り回らず、普通に振る舞う。いつも穏やかに落ち着いている。




一見さんにも慣れた雰囲気の一人客にも、皆に同じように接客するところも好きだ。


そして、ほぼスッピンだけど色白の美人。竹下景子や市毛良枝が演ずる食堂の女将さんといった風情で、微かに色っぽいところも好ましい。





店にはいつも控え目な音量でBGMが流れている。聞き慣れない言語による歌声は台湾のポップスのようだが、これまた程がいい。


甘いメロディに小粋なサウンド。ドラッグストア等で流れている日本のヒットメドレーよりずっと趣味がいいのだ。





ご主人は奥の厨房にいて姿は見えない。「七十億分の一」の奥さんが出逢った「一」はどんな人なんだろう。


生まれた国を離れ日本で中華料理屋を営む二人のサーガを想う。


流暢な日本語で接客しながら、耳はいつも台湾の歌を聴いている。奥さんにとってこの店は故郷でもあるのかもしれない。
















[す] 「スリップ・アウェイ」エモーションズ

  • 2020.07.22 Wednesday
  • 08:42

ディスコヒッツ「Boogie Wonderland」とソウルクラシック「Best of my Love」が余りにも有名なエモーションズ。


どちらもいつ聴いてもいい曲です。





1980年リリース、オリジナルアルバム『Rejoys(リジョイス)』。


「Best of my Love」をリード曲に置いた『リジョイス』はモーリス・ホワイト(E,W&F)のプロデュース。


モーリス自身が傑作と自賛し、また名盤として推す人も多いアルバムですが、親しみ易い曲が多く、誰でも楽しめるポップな一枚です。


今回は私が特に好きなこの曲を。



















「ほぼ月」第42号/『愛するマンゲイラ』カルトゥーラ

  • 2020.07.20 Monday
  • 09:04
2020年7月発行(投函)

『VERDE QUE TE QUERO ROSA』(愛するマンゲイラ)

CARTOLA (カルトゥーラ)

2001年復刻CD化(1977年発売)










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